「副業で収入を増やしたい」「デザインのスキルを活かして働きたい」そんな思いを持つ方もいるでしょう。「副業でデザイナーをするとしたら、どこでお客さんを探せば良いの?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで本記事では、副業デザイナーの始め方と具体的な仕事を5つ紹介します。あわせて案件の探し方や実際の収入の目安も解説。副業デザイナーを始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
副業デザイナーが注目される理由
スマートフォンが普及してSNSが活発になっている昨今、デザインのニーズは高まりつつあります。広告のクリエイティブやブログのヘッダー画像、Instagram投稿用の画像まで、さまざまな種類のデザインが求められています。
企業でオウンドメディアを運用するケースもあり、社内のデザイナーだけでは対応しきれないケースもあるのが現状です。その際に、外注先として副業デザイナーが注目されているのです。
また、現在デザイナーとして本業を持っている人も、キャリアアップの機会や収入UPを目的に既存のスキルを活かせる副業としてデザイン系の仕事を探す傾向にあります。
副業デザイナーになる方法
続いては、副業デザイナーになる方法を未経験の場合と経験者の場合でそれぞれ解説します。
未経験者が副業デザイナーになる方法
「未経験から副業デザイナーに挑戦したい!」という人もいるでしょう。未経験者が副業デザイナーになる方法は、主に以下の2つです。
- 独学で学ぶ
- スクールに通う
独学はコストを抑えられる反面、学習の方向性を自分で考える必要があります。書籍やYouTube、オンライン講座を活用しながら、バナーやロゴなど小さな作品を作っていくのが第一歩です。
一方でスクールに通う場合は現役デザイナーから直接学べるため、効率よくスキルを身につけやすいのが特徴です。仲間と切磋琢磨できる環境もあり、未経験からでも短期間で実務レベルに到達できる可能性があります。
経験者が副業デザイナーになる方法
すでにデザインの経験がある人が副業デザイナーを目指す場合は、本業以外で自力で案件を獲得すればOKです。その場合は、強みを明確にすることがポイント。
これまでの実績や得意分野(Webデザイン、グラフィック、UI/UXなど)を整理し、ポートフォリオにまとめて発信すると仕事につながりやすくなります。
案件の獲得方法としては、クラウドソーシングサイトに登録するほか、SNSや知人の紹介から仕事を広げるのも効果的です。
さらに「本業の延長」でスキルを活かすか、「副業ならではの新しい分野」に挑戦するかを決めると、モチベーションを保ちながら継続しやすくなるでしょう。
案件を探す際は、Xやnoteなどを活用するのもおすすめです。定期的に求人がでているほか、自分のコンテンツとして発信すればクライアントから声がかかることもあります。
副業デザイナーにおすすめの具体的な仕事(案件例)5選
続いては、副業デザイナーにおすすめの具体的な仕事(案件例)を5つ紹介します。
① Webデザイン
Webサイトやランディングページのデザインは、企業の集客に欠かせないため常に需要があります。特にバナーや広告画像の制作は、比較的短時間で取り組めるので副業に適しているでしょう。
Webデザインはクラウドソーシングでも案件が豊富で、初心者でも挑戦しやすい分野です。収入目安はバナー1枚で5千円〜1万円、LPのデザインで5〜15万円程度。
慣れてくれば複数の案件を同時に受けて月数万円の収入を目指すことも可能です。
② ロゴ作成
ロゴ作成は新しく事業を立ち上げる人や店舗オーナーからの依頼が多く、単価が比較的高めなのが特徴です。
1件で2〜5万円以上になることもあり、「時間が限られるけど効率よく収入を得たい」という人に適しています。
依頼主の想いを形にするクリエイティブ性が強いため、やりがいを感じやすい仕事でもあります。
③ イラスト・キャラクターデザイン
「趣味で絵を描いていた」という人が副業として始めやすい分野です。SNSアイコンやブログの挿絵、LINEスタンプ、グッズ制作など用途が幅広く、個人からの依頼も多いジャンルです。
自分の作風を気に入ってもらえれば、リピートやファン獲得につながる可能性もあります。制作時間は比較的柔軟に調整できるので、育児や家事と並行しやすいのもポイントです。
④ UI/UXデザイン
UI/UXデザインはアプリやWebサービスの操作性を向上させるデザインで、専門性が高い分、単価も高めです。
基礎スキルに加えてユーザー視点の理解が求められるため、学習コストはかかりますが「キャリアアップを見据えて副業したい」方には大きな強みになるでしょう。
収入目安は案件単位で10万円を超えることもあり、経験を積むことで本業へのスキル転用も可能です。
⑤ DTPデザイン
チラシやパンフレット、名刺などの紙媒体を扱う分野です。地域の小規模店舗や企業から依頼されることが多く、身近なところから仕事を得られるのが魅力です。
特に「知人のお店のチラシを作る」といった身近な案件から実績を積めるので、初心者でもスタートしやすいジャンルです。
1枚数千円〜数万円と幅はありますが、案件数をこなせば安定した副収入につながります。
子育て中のママが副業として取り組む場合は、短時間で完結するWebバナーやイラストから始め、慣れてきたらロゴやUI/UXなど単価の高い案件にステップアップする流れがおすすめです。
副業デザイン案件の探し方
続いては、副業デザイン案件の具体的な探し方を紹介します。
探し方①クラウドソーシングを活用する
副業デザイン案件を探す方法は、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを活用することです。
初心者でも応募しやすい環境が整っており、案件内容も「バナー制作」や「名刺デザイン」などシンプルなものから始められるので、副業デザイナーの登竜門といえるでしょう。
クラウドソーシングサイト上で顧客を掴めば、個人契約に移行することも可能です。
クラウドソーシングサイトを活用する際は、悪徳な案件に注意が必要です。
探し方②SNSで発信して直接依頼を受ける
InstagramやX(旧Twitter)で作品を公開すると、個人や企業から直接依頼が来るケースがあります。特にInstagramは視覚的にアピールしやすく、デザインとの相性が抜群。
ハッシュタグを活用して「#Webデザイン」「#イラスト依頼受付中」と発信すれば、仕事につながりやすくなります。
フォロワーに積極的にリプライをするなど交流を図っておくと、さまざまな人の目に留まりやすいでしょう。
探し方③ポートフォリオサイトを作る
自分の実績をまとめたポートフォリオを用意すると、クライアントに安心感を与えられます。無料で利用できるBehanceやAdobe Portfolio、note、litlinkなどを活用するのがおすすめです。
また作品例だけでなく、制作の意図や工夫を書き添えると差別化につながります。
探し方④知人・人脈からスタートする
友人のカフェのメニュー表、知人の会社の名刺など、身近な依頼から始めると安心です。最初は低単価でも、実績として残せば今後の案件獲得に役立つでしょう。
地域コミュニティや子育て仲間を通じて広がるケースもあり、生活とリンクした案件を得られるのが特徴です。
探し方⑤スキルマーケット・副業アプリを利用する
ココナラなどのスキルマーケット・副業アプリを利用するのもおすすめの方法です。自分の得意分野を登録しておくだけで、依頼が舞い込む可能性があります。
ココナラ以外にもSKIMAやタイムチケットなど「スキルを売る」サービスは増えていますので、一通り登録しておくとよいかもしれません。
スキルマーケットや副業アプリを利用する際は、プロフィールページをしっかり作り込みましょう。
探し方⑥コンペ形式の案件に挑戦する
高単価案件を狙いたい場合は、コンペ形式の募集もおすすめです。コンペ形式の募集は、依頼者がテーマや条件を提示し、複数のデザイナーやクリエイターがそれぞれの提案を応募し、その中から気に入ったものを選んで採用・報酬を支払う仕組みです。
コンペ形式の案件は採用されなければ報酬は得られませんが、実績作りやスキル向上につながります。特にポートフォリオがまだ少ない人にとって、応募作品を活用できる点がメリットです。
副業デザイナーの収入目安と相場
副業デザイナーの収入目安と案件ごとの単価相場は、以下の通りです。
- バナー制作:5000〜1万円前後
- ロゴ制作:2〜5万円
- LPデザイン:5〜15万円
最初は数千円の案件でも、経験を積むことで単価アップが期待できます。
現在活躍中の副業デザイナーの中には「月3〜5万円を安定して稼ぐ」ことを目標に始め、数年後に10万円以上に伸ばしている人もいます。
生活スタイルに合わせた収入設計ができるのが魅力です。
副業デザイナーのメリットとデメリット
次に、副業デザイナーのメリットとデメリットを紹介します。
副業デザイナーのメリット
副業デザイナーのメリットは、以下の通りです。
- 家にいながら収入を増やせる
- スキルが資産になり、本業や転職にも活かせる
- 小さな案件からでも始められる
副業デザイナーは在宅で完結できる案件が多いため、移動時間が不要です。子どもが寝た後や家事の合間など、自分のライフスタイルに合わせて働けるのは大きな魅力です。
また、デザインスキルは一度身につければ、他の仕事やキャリアチェンジにも役立ちます。たとえば、プレゼン資料を見やすく仕上げたり、自分でSNS投稿をデザインできたりと、本業での評価にもつながりやすいです。転職時に「副業で実績あり」とアピールできるのも強みになるでしょう。
加えてバナー制作やSNS画像など、短時間でできる小さな案件から取り組めるので、未経験でも挑戦しやすいのが特徴です。最初は低単価でも、実績を積むことで少しずつ高単価案件や継続依頼につながるケースもあります。
副業デザイナーのデメリット
副業デザイナーのデメリットは、以下の通りです。
- 納期に追われることがある
- 本業や家庭と両立が大変な時期もある
- 税金や確定申告への対応が必要になる
副業とはいえ「クライアントの依頼」である以上、納期は守らなければなりません。本業や家庭の都合で時間が取れず、締め切り直前に慌てて作業することもあります。計画的にスケジュールを立てることが重要です。
また、繁忙期や子どもの行事などが重なると、副業に割ける時間が減ってしまいます。子育て中の女性の場合「仕事・家事・子育て」を同時にこなすことで、疲れやストレスの原因になることもあるかもしれません。
さらに副業で得た収入は、一定額を超えると確定申告が必要です。税金や扶養の扱いを正しく理解していないと、思わぬ負担が発生することもあります。副業を始める際には、税務の基本を把握しておくことが安心につながるでしょう。
▼副業詐欺について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
副業デザイナーがトラブルを避けるためのポイント
副業デザイナーがトラブルを避けるためのポイントは、契約内容をきちんと確認することです。契約内容をきちんと確認することで「思ったより安い報酬だった」「納品後に連絡が取れなくなった」といったトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
契約を締結してくれなかったり本人確認をしていなかったり(クラウドソーシングサイト上)する場合は、注意が必要。トラブルが起きた際に良い加減な対応をされたり、報酬の未払いが起きたりする可能性があります。
さらに、副業収入が年間20万円を超えると確定申告が必要になるため、経費や領収書の整理も意識しておきましょう。
また「簡単に稼げる」などと誘う怪しい副業にも注意する必要があります。闇バイトや悪質な案件に巻き込まれる可能性もあるため、少しでも「おかしいな」と感じたら契約を取りやめる意識が大切です。
まとめ
本記事では副業デザイナーの始め方と具体的な仕事(案件)5選を紹介しました。副業デザイナーは未経験でもスタートすることが可能で、経験者なら収入UPだけでなくスキルを資産にすることも可能です。
また、案件の探し方や収入の目安相場も紹介しました。副業デザイナーを始めて最初のうちは案件単価が低くても、徐々にスキルアップすれば単価を上げていくことができます。
副業デザイナーがトラブルを避けるためのポイントも紹介したので、案件探しの際に役立ててみてください。

